IH(電磁誘導加熱)定着技術の開発が平成23年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞

定着装置の立ち上げ時間 世界最速3秒を実現

2011年12月14日

富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社: 東京都港区赤坂9-7-3、代表取締役社長:山本忠人、資本金: 200億円)は、「省エネと利便性を両立したIH定着技術の開発」により、環境省が主催する「平成23年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品化部門)」を受賞いたしました。

当社は、同賞の「技術開発・製品化部門」において、デジタル複合機の定着装置に独自のIH(電磁誘導加熱)定着技術を導入し、定着装置の立ち上げ時間世界最速3秒を実現して省エネと利便性を両立させたことや、その高い省エネ効果が評価されました。

IH定着技術は、トナーを紙に定着する装置に発熱層として世界最薄(厚さ数ミクロン)の非磁性金属を有するIHベルトや、IHの加熱効率を高めながらIHベルトの過度な温度上昇を抑える感温磁性合金などを採用したことで予熱が必要なくなり、世界最速3秒注1で立ち上がる技術です。これまで、お客様に複写機・デジタル複合機を待機状態からすぐお使いいただくためには、定着装置に予熱を持たせておくことが不可欠であり、お客様の利便性と省エネを両立させることは困難でした。当社は、こうした二律背反する課題を解決する技術こそ “真の省エネ技術”であると考え、技術開発を進め、今回の開発に至りました。

高い省エネ効果としては、IH定着技術の採用により、スリープモードへの移行時間を延長して使われている注2対象機器約50万台を、本技術を搭載した商品に置き換えて5年間使用した場合のCO2削減効果を見積もると約38万4,000トンのCO2排出量の削減が予測注3されます。当社が掲げている1台当たりの機械の消費電力を2005年比で2020年までに80%削減するという目標を達成するための有力な具体化技術であることも評価されました。

このIH定着技術は、12月19日に発売するフルカラーデジタル複合機「ApeosPort-IV C」および「DocuCentre-IV C」シリーズ8機種注4にも搭載しております。

当社は、環境性能と、利便性といったお客様価値を合わせ持った “真の快適環境技術やサービスなど”の総称を「RealGreen」と定義してお客様に継続的に提供し続けていくことを目指しております。今後も省エネ商品の開発を推進し、より多くのお客様にお使いいただくことで地球温暖化抑制に貢献してまいります。

注1
ApeosPort-IV C3370 / C2270、DocuCentre-IV C3370 / C2270の場合。2009年7月発売時点の複合機において
注2
通常、スリープモードから立ち上がる時間が長くてすぐ使えないため、スリープモードに移行しないようにセットされるケースが多く、余分な待機時電力を消費している
注3
ApeosPort-IV C3370 / C2270、DocuCentre-IV C3370 / C2270シリーズに商品を置き換えて、すべてスリープモードに設定した場合
TEC値従来機差(7.68-1.15)(kWh/ 週)}×{(52(週/年))×0.444(kg-CO2/kWh)×51万台×5年間使用=384,450,000 kg-CO2≒3億8,400万 kg-CO2 (2009年7月発売時点の試算において)
注4
ApeosPort-IV C5575 / C4475 / C3375 / C2275、DocuCentre-IV C5575 / C4475 / C3375 / C2275
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